モバイルファーストとモバイルファーストインデックスについて

目次

ホームページを制作・運用する上で重要なキーワードとして「モバイル対応」「スマホ対応」があります。

現在(2018年12月時点)で企業やサービスのジャンルにもよりますがスマホユーザーからの閲覧のほうがPCからの閲覧より多いケースがありもはやモバイル対応をどうするかというより、ホームページ=モバイル向け、ではPC対応やりますか?という逆の対応になっていっている傾向すらあります。

そして3年ほど前からざわざわと言われだしてきたのが「モバイルファースト」。

さらに今年に入って一気に騒がしてきてるのが「モバイルファーストインデックス」です。

「モバイルファースト」と「モバイルファーストインデックス」、ワードがほぼ一緒なため、同じ意味と勘違いされている方も多いかもですが、実際は全く違います。

が、、、すごく密接に関連しています。

今回は、モバイルファーストとモバイルファーストインデックスについてご紹介いたします。

モバイルファーストについて

モバイルファーストについて、よく誤解されるのが「モバイルユーザー、スマホーユーザーのほうが多いからモバイルサイトから先に作りましょう!ってことでしょ?」と思われてる方も多いと感じてます。

もちろんモバイルユーザーが増えてきたため、これまでPCサイトのおまけ的な位置づけだったモバイルサイトの重要度が増し、PCサイトよりモバイルサイトという流れになっているのは間違いありません。

ただし、モバイルファースト=モバイルサイトが先。という単純な話ではありません。

これまでの制作の流れとして、PCサイトとモバイルサイトをそれぞれ全く別ものとして作成するということはあまりなく、まずはPCサイトをデザインし、そのデザインをモバイル向けに最適化するというあくまでPCサイトがベースとしてモバイルサイトが構築されてきました。

しかし、PCサイトベースで考えると、画像が多かったり要素が多かったりでそのままモバイル対応するとサイトが重く、モバイルサイトの閲覧に非常にストレスを感じることとなり、結果サイトの離脱に繋がり多くの機会を失ってしまいます。

そこで、モバイル向けのサイト、モバイルで閲覧したユーザーをより重要視してストレスなく閲覧できるようにすること、そしてそこに重きを置いた制作手法・考え方が「モバイルファースト」です。

結果、モバイルサイトから先にデザインするという流れにはなってきてますが、依然PCユーザーも多く、PCにはPCに適したデザインもあるため、あまりモバイルサイトばかりに重きを置くとPCサイトがそっけない・機能が少ない、といった形でこれもまた多くのユーザーからの機会を失ってしまいます。

そういう意味で、モバイルファーストは決してモバイルのみを意識したサイト構成、PCサイトはひとまず置いといて!ということではなく、PCサイトはもちろん優先だが、これまでのようにPCサイトからモバイルサイトへ単純に最適化するモバイル対応ではなく、デザインの時点でモバイルサイト・モバイルユーザーのこともしっかり考えサイト構成を精査してデザイン・構築をすることこそがモバイルファーストです。

結果、モバイルサイトからデザインすることが増えてきている。ということなのです。

モバイルファーストインデックスについて

モバイルファーストインデックスについて、モバイルファーストというワードもあり、ほぼ同じ意味、モバイルファーストインデックスの略がモバイルファースト?と思われている方も多いと思います。

モバイルファーストインデックスとモバイルファーストは意味は全く違いますが、関係は近いです。

モバイルファーストインデックスを説明するにあたり、密接に関係するのが「検索結果」「SEO」です。

検索結果とは、もちろん皆さんがウェブでなにか調べる場合、Google、Yahoo等の検索エンジンで調べたいワードを入力して検索すると思いますが、その検索した結果を表示する仕組みです。

SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略称で、より検索結果の上位にくるためのサイト構築の施策・対策のことを指します。

数年前まで、検索エンジンはPC・スマホ関係なく同じ検索結果を表示させていました。

が、スマホサイトが増えてきて、スマホユーザーに対してはしっかりスマホ用に最適化されたスマホサイトを優先的に上位に持ってきたほうがユーザーの為になりますよね?

ということで、スマホユーザーからの検索結果に関してはPCサイトの検索結果を元にはしますが、スマホサイトがある場合若干優先的に上位にきやすくなるという、PCとモバイルで検索結果が変わるようになりました。

しかし、最近ではスマホユーザーもPCユーザーより多いサイトも増えモバイルに最適化されたサイト(モバイルフレンドリー)のほうが評価すべきではないか?という流れになり、ついに今年(2018年)モバイルファーストインデックスにGoogleが切り替えました。

で、肝心のモバイルファーストインデックスですが、簡単に言うと、PC向けの検索結果であっても、モバイル向けのサイトを評価してその検索結果をベースにしてPCサイトの評価を加えて全体の検索結果に反映しますよ!というこれまでの逆の考え方で検索結果が表示されるようになりました。

要するに、これまではスマホサイトがなくてもPCでの検索結果には影響しなかったのが、モバイルファーストインデックスに変わったことにより、PCでの検索結果にもかかわらずモバイルサイトが無いと検索結果で不利になるのです。

まとめると、モバイルファーストインデックスは、モバイルサイトを評価を基準にPC向けの検索結果の順位が決まりますよ!というかなり衝撃的な仕組みなのです。

モバイルファーストとモバイルファーストインデックスの関連性

ここまで、モバイルファーストとモバイルファーストインデックスについて説明してきました。

どちらもモバイル向けユーザーが増え、モバイルユーザーのほうが重要になってきたことによるものです。

そしてモバイルファーストインデックスになったことにより、「うちのサイトは業界的にモバイルユーザーが少ないからPCサイトだけでええわ!」というわけにはいきません。

モバイルユーザーが少なくても検索結果へ上位に表示させたければ、モバイルサイトも必要になってきます。

そしてモバイルサイトのほうが評価の基準になるということは、モバイルサイトを優先的に考えたほうが良い=モバイルファースト、モバイル向けサイトをより重要視してサイト構築していきましょう!

という流れになります。

そういう意味で、モバイルファーストインデックスとモバイルファーストは意味は全く違いますが密接に関係しています。

まとめ

これまでPCサイトのみだったのが、モバイルユーザーが増えたことによりモバイルサイトが増えてきました。

それでもあくまでPCサイトがメインで、モバイルサイトはPCサイトを元に最適化して構築する手法が主流だったものが

モバイルユーザー・モバイルサイトをもっと考慮しましょう!もっと重要視しましょう!

ということでモバイルファーストという考え方ができてきました。

そしていよいよ、モバイルファーストインデックスにより、PCサイトよりモバイルサイトのほうをより評価して検索結果に反映しますよ!

という仕様に変わったことにより、今後はよりモバイルサイト優先・モバイルサイトを中心にサイト設計・構築しつつ、PCサイトもしっかり意識して!

というより高度なサイト設計が必要になってきたのです。

ほんとウェブの世界は仕様がよくかわって大変です。

今度は「何ファースト」になるのでしょう?

まあ先のことはわかりませんが日々勉強です!

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